ある記(もりのな可)

おでかけ備忘録

本をよ務 001

今年は本を読もうと思って。

いや、去年も読んでましたが

自分で何をどれだけ読んだのか覚えていられないので

読んだ本は「読み終わった日に」ここに書く

タイトルと著者、できたら感想も。

無理せずに。続くように

 

★「俺俺」星野智幸

 俺が俺じゃない俺たちに出会って最終的には俺だらけになる話

途中、これオチはどーなっちゃうのかしらと思ったけど

回想話っぽくまとめて終了でした。

自分の過去の体験を話すのは、自分が忘れないためなのか

話すことで誰かの「記憶」に残りたいからなのか、どっちでしょう

 

----------------------ちょっと身にしみる文章たちを下記に引用-----------------

(前略)俺は絶えず俺でいなければならないのだ。

生きている間じゅうずっとそんなことをしていたら気が狂うので、

スイッチをオフにする必要がある。

それで俺は一人の時間を大切にする。

俺が俺をやめる時間に安らぐ。

そのときに誰かがいたら、俺はオンでなくてはならず、

俺は俺でいなければならず、電源の切れている時間は寝ているとき

だけという恐ろしい事態に陥る。

----------------------引用ココマデ---------------------------------------------------------

 

これ、とても共感できる

独り暮らしをするまで、トイレと寝る時間以外オフになる時間が

殆どなく、学校からの帰り道に誰かと一緒に帰らなきゃいけないとき

イラついて、悲しくなったりしたことがあったっけ

「せっかく一人になれる時間なのに、何してるんだろう」って

あれから何十年たってもここは変わらないんだなぁ